盛り上がった傷あとは自然に治まらないため、注射が必要です。
傷が治る過程で組織が過剰に育ち、盛り上がったものがケロイドです。この傷あとの中へ薬を直接入れると、過剰にできた組織が減って平らになり、かゆみも治まります。一度では終わらないため、数週間隔で繰り返します。
2~6週間隔で3~5回受けます。数か月かけて傷あとが平らになり、かゆみも治まりますが、過剰に作られた組織が減るのにそれだけかかるためです。間隔を守ることで周りの皮膚が回復する時間が生まれ、副作用が減ります。
周りの皮膚が薄くなったり色が薄くなったりすることがあります。薬が組織を減らす方向に働くため、傷あとの外へ広がると正常な皮膚にも同じ効果が出るからです。傷あとの内側だけに正確に入れてこうした変化を減らし、経過を見ながら量を調整します。
再発することがあるため経過を見続けます。ケロイドは体質とその部位の緊張が原因なので、組織を減らしても同じ条件が残っていればまた育つからです。盛り上がった状態は自然には治まらないため注射で管理するのが基本で、早い時期に始めるほど結果が良いです。